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CIGE 2011 エントランス計画
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北京で例年行われているアートフェアー、CIGEのエントランス部分のデザイン。
美術品、特にコマーシャルなアートマーケットで流通する美術品にとっては、白い展示壁は一番重要な什器となる。移動型展示壁で細かく区切られ、そこに持ち寄られた美術品が陳列/販売されるアートフェアーでは尚更だ。ここでは、メインとなる動線上に、これらの展示壁の断片をランダムにならべ、そこにイベントのロゴを投影した。エントランスの自動ドアをくぐった瞬間、ロゴは像を結ぶが、先に進むに従って消散してゆく。この仕事では、立体を平面に落とし込む透視図法とは逆の方法、つまり、平面を立体に落とし込むことを試みた。もちろん、透視図法の発明が美術史上エポックメーキングな出来事であることと、会場に並ぶ作品がその美術史の末端に連なっていること、この二つを意識した上でである。
タイプ: インテリア・デザイン/アートフェア
場所:北京、中国
面積: 400㎡
設計期間: 2010.11-2011.04
担当:東福大輔、任麗潔、李一仙
写真: Judy Zhou
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説明
北京で例年行われているアートフェアー、CIGEのエントランス部分のデザイン。
美術品、特にコマーシャルなアートマーケットで流通する美術品にとっては、白い展示壁は一番重要な什器となる。移動型展示壁で細かく区切られ、そこに持ち寄られた美術品が陳列/販売されるアートフェアーでは尚更だ。ここでは、メインとなる動線上に、これらの展示壁の断片をランダムにならべ、そこにイベントのロゴを投影した。エントランスの自動ドアをくぐった瞬間、ロゴは像を結ぶが、先に進むに従って消散してゆく。この仕事では、立体を平面に落とし込む透視図法とは逆の方法、つまり、平面を立体に落とし込むことを試みた。もちろん、透視図法の発明が美術史上エポックメーキングな出来事であることと、会場に並ぶ作品がその美術史の末端に連なっていること、この二つを意識した上でである。
建築概要
タイプ: インテリア・デザイン/アートフェア
場所:北京、中国
面積: 400㎡
設計期間: 2010.11-2011.04
担当:東福大輔、任麗潔、李一仙
写真: Judy Zhou